作業内容– WORK CONTENT –

Traditional crafts

後世に残るものづくり

京都の宇治で創業し、今では全国各地へ赴きます。
価値のあるもの作りを通じて、文化や歴史を未来に残していきたいという深い思いがあります。豊かな経験と知識を生かし、金物の図面作成から始まり、建物の風情を損ねないよう職人による手作業でしか表現できない独特の風合いを大切にしています。

それに加えて、精度を要求される補強金物や、稼動する金物については、機械加工で応えています。そして、すべてが完璧に仕上がるよう、表面処理に関しても、多様な要望に対応し、お客様のニーズに合わせた仕様を提供できるよう努めております。

私たちの取り組みを通じて、形としても機能としても寿命の長い金物をお届けし、次世代も引き継いでいけるよう願っております。

※主な加工材料

銅・真鍮・アルミ・鉄・ステンレス

※主な加工技術

〈彫金〉
魚々子地・透かし彫り・蹴り彫り・鎚目 ・その他

〈機械加工〉
切断加工・旋盤加工・フライス加工・プレス加工(曲げ、金型)

〈溶接〉
TIG溶接・半自動アーク溶接・被覆アーク溶接

〈ろう接〉
銀ロウ付け・半田付け

〈下地処理〉
ショットブラスト・バレル研磨・錆転換処理

〈仕上げ処理〉
漆・箔押し・メッキ・煮黒味色

塗装〈焼き付け塗装〉 黒、青銅色、錆色(は艶消しに限る)
(艶あり・7分艶・5分艶・3分艶・艶なし)
※その他の塗装も行っております
(フッ素、カシューなど)

餝金具の製作工程は、細かな手作業と熟練の技術によって成り立っています。銅などの金属板にデザインを転写し、金槌を使用し鏨(たがね)を用いて、丁寧に一打ち一打ちと細工を施します。この作業を繰り返し行うことで、曲線、直線、点を打ち出し、金属表面に緻密な装飾が施されていきます。この伝統的な技法は、機械ではできず人から人へ何世紀にもわたって受け継がれ、芸術的な金工品を生み出し続けています。

墨差し仕上げは、装飾的な技法です。これは、魚々子(ななこ)部分に墨を塗ることで、金と黒の対比を生み出し、より壮麗さを生み出します。この細かな作業には高い集中力、正確さ、忍耐が求められます。

金属の種類によって、硬さが違い、それぞれの金属や製品に合わせて手作業又はサンダーで作業します。形や模様に合わせて、綺麗な深い面を取ったり、筋を付けたり、角を取ったり、図面通りの形に成形します。

擬宝珠という鋳物の錺金物の原型を制作しています。
鋳物の現物が出来るまでに更にいくつかの工程があり、
製品が出来上がります。

製品一覧/ご注文
※製作品の一部があります